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大阪市立 整形外科 骨・軟部腫瘍外科
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よくあつかう疾患名とその治療方法

疾患名

1.悪性骨腫瘍(骨肉腫/軟骨肉腫/ユーイング肉腫など/および癌骨転移)

2.悪性軟部肉腫(脂肪肉腫/平滑筋肉腫/滑膜肉腫など)

3.良性骨腫瘍(骨巨細胞腫/骨嚢腫/骨軟骨腫など)

4.良性軟部腫瘍(脂肪腫/神経鞘腫/血管腫など)

治療方法

1.悪性骨腫瘍(骨肉腫/軟骨肉腫/ユーイング肉腫/癌骨転移)の治療法

■骨肉腫(図1:上腕骨

10〜30歳ぐらいに多く発生する代表的な悪性の骨腫瘍です。膝の周囲や上腕骨に多く発生します。たいていは痛みと腫れで気付きます。画像検査や組織検査を経て、治療に入ります。通常手術前に4回、手術後に8回の抗癌剤治療を行います。手術方法は年齢や発生場所、大きさなどによって異なりますが多くの症例で手足を残す手術を行っています。残す手段としては人工関節(図2:大腿骨遠位の人工関節)(図5:小児用伸長人工関節の模型,)を使う方法と、症例により切除した骨に放射線を当てて戻す方法(図3:4:上腕骨)を用いています。また両者を併用したような方法も行っています。

■軟骨肉腫

この腫瘍は悪性度が低いものから高悪性度のものまで様々ですが、手術的な切除が治療の主体となります。手術方法は骨肉腫やユーイング肉腫と同様に広範切除が基本となります。高悪性度と一部の腫瘍においては、症例によって抗癌剤治療をお勧めしています。

■ユーイング肉腫

5〜20歳ぐらいに多く発生し、発生部位は骨肉腫と同じですが骨盤などにも多いようです。治療は骨肉腫と同じように抗癌剤を使用し、手術できる症例は同じように手術を行います。しかし、腫瘍が大きいものなどのリスクの高い症例は小児科や血液内科の協力で超大量の化学療法を行っています。

■癌骨転移、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫

最近種々の癌治療が進歩し、体内に癌があっても薬や治療で生存期間がのびているため骨に転移する症例が多く見られます。また骨の転移で原発癌が発見されるものもあります。
転移した癌の治療は稀に根治治療が可能なものもありますが、基本的には主科(治療をされている癌の治療科)の治療が鍵(主体)となります。整形外科は主科の指導のもとで患者さんの状態によって、QOLを向上させるための治療方法を決定して行くことになります。

2.悪性軟部腫瘍(軟部肉腫)の治療法

大腿部や上腕部などの軟部組織にできる悪性腫瘍。癌または肉腫が軟部組織に転移をおこした転移性軟部腫瘍は稀です。
軟部肉腫はその組織型により若い患者さんに多いものや中年以降の患者さんに多いものまで様々です。軟部腫瘍の場合は腫れやしこりが主な症状で痛みを伴うことはほとんどありません。腫れがひどくなったり、しこりの大きさが5cm以上の場合は悪性のことが多く注意が必要です。診断は画像で出来ることが少なく、組織検査(生検)が欠かせません。治療法は手術が主体となりますが、症例により抗癌剤を併用したり放射線治療を併用したりしています。

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