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1 胆道がんとは
胆道とは、肝臓でつられる胆汁を十二指腸まで運ぶくだ(管)のことです。そのくだ(管)は肝臓の中を走り、合流し徐々に太くなり、左右の胆管(左右肝管)となります。そして、1本の胆管(肝外胆管)となり十二指腸の乳頭部につながっています(図1)。
途中に胆汁を蓄え、濃縮する袋が存在し、これが胆嚢です。胆汁は、老化した赤血球に由来し、老化赤血球代謝産物は、肝臓に運ばれ胆汁となり、胆道をへて十二指腸に注がれます。そして十二指腸で食物と混ざり、消化され便となります。便が茶色いのは胆汁とまざるためです。 胆道がんは、上記に示した解剖のように胆道に発生するがんであり、胆管がん、胆嚢がん、乳頭部がんに分類されます。 1年に約10000の人が胆道がんで死亡し、がん死の約5%を占めています。日本は、世界的にみて頻度が高く、男性は第1位(2位はハンガリー)、女性はハンガリーについで第2位です(1983-1987年の統計)。男女比は、胆道がんでは男性が多く、胆嚢がんは女性に多い。また日本国内での死亡率は、東高西低であり、新潟県が男女とも第1位です。 胆道がんの死亡率は、年々急増しており、発生率は年齢に比例し高くなっています。リスクファクターとして、胆石、胆嚢炎などがあげられる他、最近では膵胆管合流異常が注目されています。(本来胆管と膵管は別々に十二指腸にながれるが、膵胆管合流異常では、先天的に十二指腸に注ぐ前に胆管と膵管が合流している。)また胆石は、胆嚢がんのリスクファクターであり有症状者でのがんの発生は、無症状者にくらべて10倍です。胆石が胆管胆嚢粘膜へ直接に、物理化学的、細菌学的刺激を与えてがん発生母地をつくると考えられています。
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