「がんInfo.」は、米国国立がん研究所(National Cancer Institute : NCI)のがん情報(*PDQ)の患者さん向け情報を、NCI承認のもと国際医学情報センターの責任で翻訳し提供しております。93項目中、40項目がご覧になれます。
このセクションの要点
- 大腸がんは大腸の組織内に悪性(がん)細胞が認められる病気です。
- 年齢および健康歴により大腸がんの発生するリスクに影響が出ます。
- 大腸がんを疑う症状としては、便通の異常および便中の出血などがあります。
- 大腸がんを発見し、診断するには、直腸、直腸組織、血液の検査が用いられます。
- 諸条件により治療法の選択や予後(治癒の可能性)が変わります。
大腸がん(結腸がん)は大腸の組織内に悪性(がん)細胞が認められる病気です。
大腸は身体の消化管システムの一部です。消化管システムは食事から得られた栄養素(ビタミン、ミネラル、炭水化物、脂肪、蛋白質、水分)の消化吸収と老廃物を体外に排出する役割を担っています。消化管システムは食道、胃、小腸そして大腸からなっています。大腸の最初の6フィート(約1.8m)を占めるのが結腸です。大腸の最後の6インチ(12.5cm)が直腸と肛門管です。肛門管の端が肛門です。(大腸が体外へ開口します。)
年齢および健康歴により大腸がんの発生するリスクに影響が出ます。
病気を発症する危険を高めるものをリスク因子と呼びます。リスク因子があるからといって、がんになるとは限りません。また、リスク因子がないからといって、将来がんにならないわけではありません。リスクを持つ可能性がある人は医師に相談してください。リスク因子は以下ようになります:
- 50歳以上の人。
- 大腸がんおよび直腸がんの家族歴。
- 大腸、直腸、卵巣、子宮内膜および乳房にがんの既往を持つ人。
- 大腸にポリープをもつ人(小さながんではない腫瘍)。
- 潰瘍性大腸炎(大腸粘膜に潰瘍ができる病気)またはクローン病の既往を持つ人。
- 家族性腺腫様ポリープ症や遺伝性非ポリポーシス大腸がん(HNPCC;LynchSyndrome)といった遺伝的条件を持つ人。
大腸がんを疑う症状としては、便通の異常および便中からの出血などがあります。
大腸がんにより、以下の症状や他の症状などがみられることがあります。他の状況によっても同じ症状がみられます。以下の症状がひとつでもみられた際には医師の診察を勧めます:
- 便通の異常。
- 便に血液(鮮血あるいは黒色)が混ざっている。
- 下痢、便秘、あるいは残便感がある。
- 便が通常よりも細い。
- 腸内ガスの頻発に伴う痛み、腹部膨満、腹部膨満感あるいは疼痛性痙攣。
- 原因不明の体重減少。
- 極度の疲労感。
- 嘔吐。
大腸がんを発見し、診断するには、直腸、直腸組織、血液の検査が用いられます。
以下のような検査があげられます:
病理所見と既往歴:
しこりなどの疾患の微候がないか、身体の一般的健康状態を調べます。また患者さんの生活習慣や過去の疾患、治療の病歴についても調べます。
便潜血検査:
便(固形便)中に血液があるかを顕微鏡下で調べます。便検体を指定の用紙に採り、医師や研究所が検査します。
直腸指診:
直腸の検査で、医師あるいは看護師が薄い手袋を着用して指を直腸に挿入し、しこりや異常と思われるような箇所がないかを調べます。
注腸造影検査:
大腸のX線写真で、直腸へバリウム(銀白色の金属化合物)を流します。バリウムは大腸を覆い、X線写真を造影します。この手法は大腸造影法とも呼ばれています。
S状結腸鏡検査:
直腸およびS状(下方)結腸の内部にポリープ、異常な箇所、がんがないかを調べます。S状結腸鏡は直腸からS状結腸に挿入します。S状結腸鏡は観察のため、ライトの付いた細い筒状の装置です。組織片やポリープを切除したりするための器具がついていることがあり、がんの徴候に対し、顕微鏡下で観察されます。ポリープや組織サンプルを生検に用います。
結腸鏡検査:
直腸および結腸の内部にポリープ、異常な箇所、がんがないかを調べます。大腸結腸鏡は直腸から結腸に挿入します。大腸結腸鏡は観察のため、ライトの付いた細い筒状の装置です。組織片やポリープを切除したりするための器具がついていることがあり、ポリープやがんの徴候に対して、顕微鏡下で観察されます。
生検:
細胞や組織を採取し、顕微鏡下でがんの徴候があるかを病理学者が調べます。
バーチャル大腸内視鏡:
CTを使って大腸の写真をとります。これで大腸の表面にあるポリープや異常が詳細な形で見つけられます。この検査はコロノグラフィーまたはCTコロノグラフィーとも呼ばれています。
諸条件により治療法の選択や予後(治癒の可能性)が変わります。
- がんの病期(がんが大腸内にとどまっているか、大腸全体に及んでいるのか、あるいは体内の他の場所に拡がっているかどうか)。
- がんが大腸を詰まらせているか、大腸に穴をあけているかどうか。
- 治療前の血液中のがん胎児性抗原(CEA:がん疾患においてCEAは増大する)のレベル。
- がんの再発かどうか。
- 全身の健康状態。
治療は次の状態によって対処されます。
- がんの病期。
- がんの再発かどうか。
- 全身の健康状態。
このセクションの要点
- 大腸がんと診断された場合、がん細胞が大腸内にとどまっているか、あるいは体の他の部分まで拡がっているかを調べる目的で検査を行います。
- がんが体内に広がる方法は3通りあります。
- 大腸がんの病期は以下の通りです:
- 0期(粘膜内がん)
- I期
- II期
- III期
- IV期
大腸がんと診断された場合、がん細胞が大腸内にとどまっているか、あるいは体の他の部分まで拡がっているかを調べる目的で検査を行います。
がんが大腸にとどまっているか、あるいは体の他の部分まで拡がっているかを調べる過程を「病期診断」といいます。病期診断の過程で集められた情報により病期を確定します。治療計画を立てるためには病期を把握することが大切です。
次にあげる検査と手順は病期を判断するために使われます。
次にあげる検査と手順は病期を判断するために使われます。
CTスキャン:
いろいろな角度から体内の詳細な像を連続的に撮影します。像はX線撮影装置と連動したコンピューターにより作られます。造影剤を静脈内に注入または飲み込むと、臓器や組織がよりはっきり示されます。この方法はコンピューター断層撮影法、またはコンピューター体軸断層撮影法とも呼ばれています。
リンパ節生検:
リンパ節の全体あるいは一部を摘出して調べます。顕微鏡でがん細胞組織を見つけます。
全血球数算定(CBC)検査:
血液を採取して以下のことを調べます。
- 赤血球、白血球、血小板の数。
- 赤血球中におけるヘモグロビン(酸素が運ぶタンパク質)の含有率。
- 採取した赤血球細胞の構成。
がん胎児性抗原(CEA)検査:
血液中のCEAのレベルをはかります。CEAはがん細胞と正常細胞の両方から血流に放出されます。正常値より高い場合は大腸がんか他の疾患の兆候の可能性があります。
MRI(磁気共鳴イメージング):
磁石、電波、コンピューターを用いて体内の詳細な像を連続的に撮影します。
ガドリニウムと呼ばれる薬物を患者さんの静脈に注入します。ガドリニウムはがん細胞の周りに集積され、画像の中で明るく写ります。この方法は核磁気共鳴イメージング(NMRI)とも呼ばれています。
ガドリニウムと呼ばれる薬物を患者さんの静脈に注入します。ガドリニウムはがん細胞の周りに集積され、画像の中で明るく写ります。この方法は核磁気共鳴イメージング(NMRI)とも呼ばれています。
胸部X線検査:
胸部とその内部構造のX線像です。X線とは体内を通過してフィルム上まで達し、体内を撮影することができるエネルギービームの一種です。
手術:
がんを摘出し大腸からどの程度転移しているかどうか調べます。
がんが体内に広がる方法は3通りあります。
がんが体内に広がる方法は以下のように3通りあります:
- 組織を透過して、がんが周囲の正常組織に侵入します。
- リンパ系を透過して、がんがリンパ系に侵入し、リンパ管を経て体内の他の部分に移動します。
- 血液を透過して、がんが静脈と毛細血管に侵入し、血液を経て体内の他の部分に移動します。
大腸がんの病期は以下の通りです:
0期(上皮内がん)
0期は、異常な細胞が大腸の最も内側の層でみられます。これらの異常な細胞はがんになり、正常組織の近くにまで拡がる可能性があります。0期の大腸がんは上皮内がんとも呼ばれています。
I期
I期では、がんが形成され、大腸壁Cのもっとも深い組織層を越えて中間層まで拡がり、I期大腸がんはDukesA大腸がんとも呼ばれています。
II期
II期ではIIAとIIBに区別されます。
IIA期:
がんが大腸壁の中間層を越えて拡がっている、または大腸、直腸の周囲の組織まで拡がっている。
IIB期:
がんが大腸壁を越えて拡がり腹膜付近または腹膜にまで拡がっている。
II期大腸がんはときにDukesB大腸がんとも呼ばれています。 III期
III期はIIIA期、IIIB期、IIIC期に区別されます。
IIIA期:
がんは大腸壁の最内層から中間層、さらに3つのリンパ節に拡がっています。
IIIB期:
がんは3つのリンパ節に拡がり、また大腸壁の中間層を越えて拡がっているか、大腸、直腸の周囲組織付近まで拡がっているか、または大腸壁を越えて近くの器官や腹膜まで拡がっています。
IIIC期:
がんは4カ所以上のリンパ節に拡がり、また大腸壁の中間組織を越えて拡がっているか、大腸、直腸周辺組織近くまで拡がっているか、または複数の器官近くか腹膜を越えて拡がっています。
III期大腸がんはDukesC大腸がんとも呼ばれています。 IV期
IV期では、がんは近傍のリンパ節まで拡がっている可能性があり、肝臓や肺といった他の臓器にまで拡がっています。IV期大腸がんはDukesD大腸がんとも呼ばれています。
再発大腸がん
再発大腸がんとは、治療したあとにがんが再発する(再び生じてくる)ことを意味します。再発大腸がんは大腸におこることもその他の臓器におこることもあります。大腸がんの場合、再発はしばしば肝臓や肺、あるいはその両方にみられます。
このセクションの要点
- 大腸がんの患者さんに対して様々なタイプの治療法があります。
- 3種類の標準的治療法が用いられます:
- 手術療法
- 化学療法
- 放射線療法
- 新しい治療法は現在、臨床試験で有効性を検証中です。
- 生物学的療法
- 臨床試験に参加したいと考える患者さんがいるかもしれません。
- がんの治療を始める前、または始めるか、治療を始めた後に患者さんは臨床試験に参加することができます。
- フォローアップ検査が必要になるかもしれません。
大腸がんの患者さんに対して様々なタイプの治療法があります。
大腸がんの患者さんに対して様々なタイプの治療法があります。標準的(現在用いられている)治療法もあれば、臨床試験として治療が行われるものもあります。治療法に関する臨床試験を行う目的は、現在行われている治療法を改善したり、新しい治療に関する情報を得たりすることにあります。現時点で「標準的」とされている治療法よりも新しい治療法の方がより良いと証明されれば、今度はその新しい治療法が標準的な治療法になる可能性があります。 臨床試験に参加してみてはどうかと考えてみるのもよいでしょう。いくつかの臨床試験は治療を始めていない患者さんにのみ開かれています。
3種類の標準的治療法が用いられます:
手術療法
手術療法(手術によりがんを摘出します)は全病期の大腸がんでもっとも一般的な手法です。手術方法は以下になります:
- 局所切除:
- 非常に早期の段階でがんを発見した場合は開腹手術をすることなしに、がんを取り除くこともあります。具体的にはチューブを肛門から直腸を通して大腸まで挿入し、腫瘍を切り取ります。これは局所切除と呼ばれています。ポリープ(腫脹した若干の組織)の中にがんを認めた場合、この手術をポリペクトミーと呼びます。
- 切除:
- がんが大きければ結腸部分切除(周囲にある若干の正常組織を含めてがんを切除します)を行います。続いて吻合(大腸の正常部と正常部を縫い合わせます)します。さらに、大腸周囲のリンパ節を取りだし、がん細胞が含まれていないかどうかを顕微鏡で調べます。
- 切除と人工肛門形成術:
- もし腸管同士を縫い合わせられないときは、便を体の外へ排出させるためにストーマ(開口部)をつくります。これは人工肛門形成術と呼ばれます。人工肛門嚢は、便を集めるためにストーマ周辺に置きます。人工肛門は大腸下部の病変が治癒するまでの間、一時的に造設され、その後閉じられることもあります。しかし、直腸すべてを切除した場合、人工肛門は永久的なものとなります。
- 高周波アブレーション:
- がん細胞を取り除くために極めて小さい電極探針を使います。場合によっては皮膚から直接挿入されるので局部麻酔のみが必要となります。他の場合では探針は腹部切開をとおして挿入されます。これは全身麻酔が必要となります。
- 凍結外科手術:
- 上皮内がんのような異常細胞を凍結して破壊する治療法です。これは凍結療法と言われるものです。
化学療法
化学療法は、薬剤を用いてがん細胞を殺すか、細胞分裂を停止させることでがん細胞の増殖を停止させるか、またはがん細胞を成長させないがん治療法です。経口投与、筋肉または静脈内に注入する化学療法では、薬剤は血流を通って全身のがん細胞に影響します(全身療法)。脊柱、腹部、臓器などの体腔に薬剤を直接注入する化学療法では、薬剤は主にこれらの領域中にあるがん細胞に影響します(局所療法)。
肝動脈化学塞栓療法はがんが肝臓まで転移している治療に使われます。これは肝動脈(肝臓に血液を供給している大動脈)を遮断し、抗がん剤を閉塞部と肝臓の間に注入します。それにより肝臓全体に薬物が行きわたります。身体の他の部位には少量の薬剤のみ行き渡ります。閉塞するのが一時的か永続的かは、どの血管を遮断するかによります。肝臓は胃や腸からくる血液を肝門脈から受け続けています。
化学療法はがんの種類や病期によって異なります。
肝動脈化学塞栓療法はがんが肝臓まで転移している治療に使われます。これは肝動脈(肝臓に血液を供給している大動脈)を遮断し、抗がん剤を閉塞部と肝臓の間に注入します。それにより肝臓全体に薬物が行きわたります。身体の他の部位には少量の薬剤のみ行き渡ります。閉塞するのが一時的か永続的かは、どの血管を遮断するかによります。肝臓は胃や腸からくる血液を肝門脈から受け続けています。
化学療法はがんの種類や病期によって異なります。
放射線療法
放射線療法は高エネルギーX線やその他の種類の放射線を用いてがん細胞を殺したり、成長をしないようにするがん治療法です。放射線療法には2つのタイプがあります。体外照射は体外の機械を用いてがんに放射線を照射する治療法です。体内照射は放射性物質を密封した針、シーズ、ワイヤ、カテーテルをがんの内部またはその近くに直接留置して、がんに放射線を照射する治療法です。放射線療法の方法はがんの種類や病期によって異なります。
新しい治療法は現在、臨床試験で検証中です。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について述べますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。実施されている臨床試験についての情報はインターネットでNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
生物学的療法
生物学的療法は、患者さん自身のがんと闘う免疫機構を用いた治療法です。自らの体内でつくられる物質や実験室で作成された物質を用い、患者さん自身のがんに対するもともとの抵抗力を高め、方向づけしたり、回復させたりします。この方法は生物療法または免疫療法とも呼ばれています。
臨床試験に参加したいと考える患者さんがいるかもしれません。
何人かの患者さんにおいて臨床試験に参加することは最良の治療選択であるかもしれません。臨床試験はがんの研究過程の一つです。臨床試験は新たな治療法が標準的な治療法より安全で有効であるかを見つけ出すために行います。
がんに対する今日の標準的な治療法の多くは早期の臨床試験を基本にしています。臨床試験に参加する患者さんは標準的な治療を受けるか、初めて新しい治療を受けることになるかもしれません。
また、臨床試験に参加する患者さんは未来のがん治療法の改良を助けます。新しい治療法の臨床試験が有効性を示さなくても、しばしば重要な疑問の答えとなり、研究が前進するのを助けます。
がんに対する今日の標準的な治療法の多くは早期の臨床試験を基本にしています。臨床試験に参加する患者さんは標準的な治療を受けるか、初めて新しい治療を受けることになるかもしれません。
また、臨床試験に参加する患者さんは未来のがん治療法の改良を助けます。新しい治療法の臨床試験が有効性を示さなくても、しばしば重要な疑問の答えとなり、研究が前進するのを助けます。
がんの治療を始める前、または始めるか、治療を始めた後に患者さんは臨床試験に参加することができます。
いくつかの臨床試験はまだ治療を受けていない患者さんを含んでいます。他の試験はがんが回復していない患者さんに対する治療を評価します。がんが再発する(再起する)のを止めるか、がん治療の副作用を軽減する新しい方法を評価する臨床試験もあります。
臨床試験は国の多くの地域で行われています。治療法の項での現在の治療法の臨床試験へのリンクを参照してください。NCIの臨床試験データベースから取り出してきます。
臨床試験は国の多くの地域で行われています。治療法の項での現在の治療法の臨床試験へのリンクを参照してください。NCIの臨床試験データベースから取り出してきます。
フォローアップ検査が必要になるかもしれません。
がんを診断するために行われた、あるいはがんの病期をみつけるために行われた検査が繰り返されるかもしれません。いくつかの検査は治療がどれぐらいよく効いているかをみるために行われるでしょう。治療を続ける、変更するか止めるかどうかの判断がこれらの検査結果を基に行われるかもしれません。これらはときどき再病期診断と呼ばれます。
いくつかの検査は治療が終わった後に時々継続して行われるでしょう。これらの検査結果は状態が変化したかどうか、またはがんが再発(再起)したかを示すことができます。これらの検査は時々、フォローアップ検査か定期検査と呼ばれます。
いくつかの検査は治療が終わった後に時々継続して行われるでしょう。これらの検査結果は状態が変化したかどうか、またはがんが再発(再起)したかを示すことができます。これらの検査は時々、フォローアップ検査か定期検査と呼ばれます。
治療後、がんの再発を調べるために、がん胎児性抗原(CEA;大腸がんが存在する際に血液中で増加する物質)を測定する血液検査が他の検査とともに行われることもあります。
現在行われている臨床試験のリストへのリンクはそれぞれの治療の項目に含まれています。いくつかのがんのタイプや病期に対しては、試験がないかもしれません。リストに載っていない臨床試験をあなたの主治医とチェックすることは、あなたにとって正しいかもしれません。
0期(粘膜内がん)
0期(粘膜内がん)の治療法は以下になります:
- 局所切除(開腹手術をすることなしに、がんを取り除く手術)あるいは単純ポリープ切除(腫脹した若干の組織からがんを取り除く手術)。
- 切除/吻合術(がんを取り除き、開いた部分を縫い合わせる手術)。局所切除では取り除けない程がん組織が大きくなった際に行われます。
I期
I期の治療法は通常:
- 切除/吻合術(がんを取り除き、開いた部分を縫い合わせる手術)になります。
II期
II期の治療法は以下になります:
- 切除/吻合術(がんを取り除き、開いた部分を縫い合わせる手術)と化学療法を併用して行う。
- 手術のあとに、化学療法、放射線療法、あるいは生物学的療法の臨床試験。
III期
III期の治療法は以下になります:
- 切除/吻合術(がんを取り除き、開いた部分を縫い合わせる手術)単独あるいは化学療法と併用して行う。
- 手術のあとに化学療法、放射線療法、生物学的療法、のそれぞれあるいはその組み合わせの臨床試験。
IV期と再発大腸がん
IV期及び再発大腸がんの治療法は以下になります:
肝臓に転移または再発した特殊ながん治療は次のようになります。
- 切除/吻合術(がんを取り除き開いた部分を縫い合わせる、あるいはバイパス手術)。
- がんが肝臓、肺、卵巣にまで拡がっているか、再発・転移している場合は、転移臓器の一部を切除する手術。
- (症状を和らげる)緩和的療法またはクオリティ・オブ・ライフを改善のための放射線療法あるいは化学療法。
- 化学療法あるいは生物学的療法の臨床試験。
肝臓に転移または再発した特殊ながん治療は次のようになります。
- 切除後の化学療法
- 高周波アブレーション、または凍結外科手術。
- 放射線療法と併用した肝動脈化学塞栓療法の臨床試験。
(2008年04月更新)
※このがん情報は米国国立がん研究所で作成されていますので、日本の状況と多少異なる点もあります。それらについては医師にご相談下さい。
※このサービスは米国国立がん研究所(NCI、http://www.cancer.gov/)のがん情報の一部をNCIの承認の元に(財)国際医学情報センターの責任で翻訳、提供しています。
※無断転載禁ず。

