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 精巣腫瘍はそれほど多くない腫瘍ですが,増加傾向にあります.発生する年齢は他の癌と異なり,乳幼児〜青壮年に多いという特徴があります.そして,癌の中では抗がん剤が比較的よく効く癌であり,転移がある場合も積極的な治療を行います.

 症状は精巣の腫脹を自覚して来院される患者さんが多いですが,転移による症状(肺の異常陰影,等)を指摘され来院される場合もしばしばあります.これに加え,超音波検査や血液検査(腫瘍マーカー)を行うことで詳しく調べていきます.さらにCTスキャン,MRI検査などの画像診断検査を行って転移などの腫瘍の広がりを検索します(病期の決定).

 治療方法はまず精巣摘除手術を施行します.転移がある場合は,腫瘍細胞の組織型や病期により追加の治療を考えます.追加治療は抗癌剤治療あるいは放射線治療が主体となってきます.

 治療効果は画像診断や血液検査(腫瘍マーカー)により判定し,次の対策を考えます.
あまり治療効果が認められない場合は薬剤を変更してさらに抗がん剤治療を追加する場合があります.腫瘍マーカーが正常化し,転移巣が抗がん剤で消失すれば,治療は一度終了し,経過観察をします.しかし,残存が確認されれば,腫瘍マーカー値なども考慮して,手術(転移巣摘出術)に踏み切ります.

 精巣腫瘍は癌の中では治療によく奏功する癌であり,予後はそれほど悪くはありません.従って,転移のある場合もこのように積極的に治療をしていきます.

 詳しくは詳細を参考にしてください.



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