腎盂[じんう]・尿管のがん
転移を起こしやすい尿管のがん
腎臓でつくられた尿はまず腎盂に出て、それから尿管の中を通って膀胱[ぼうこう]に入ります。この腎盂、尿管、膀胱とも移行上皮[いこうじようひ]と呼ばれる同じ粘膜でおおわれているので、同じ種類のがんができることが多いのです。なかでも尿管の部分がいちばん細く薄いので、がんが早くから周囲に広がり、また転移を起こしやすいものです。中年以後にできやすく、男性には女性の2〜3倍多くみられます。
初発症状は血尿で、これは早期から必発です。はじめは無症状ですが、血が尿管の中で固まったり、がんが大きくなって尿管をふさいで尿が通りにくくなると、わき腹に痛みを起こすようになります。
治療は根治手術がいちばん確実
治療は早期に発見して根治手術を行うのがいちばん確実です。この場合の手術は、がんができている腎盂や尿管ばかりでなく、その上の腎臓、さらに尿管の出口周辺の膀胱壁も含めて切除してしまいます。これは残すとがんが再発しやすいからです。また、放射線療法や化学療法も補助療法として行われます。
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